心理療法って何?10種の心理療法を受けた私の経験から
わたしは、10年間で10種類以上の心理療法を受けた経験があります。
そんな私が、
「心理療法って何??」
っていうお話しをしますね。
1.そもそも 心理療法ってなに?
と思う方、多くないですか?心理療法ってことば、聞いたことありますか?
聞いたことないっていう方もいると思います。
…わたしも最初はそうでした。
そんな言葉も知らなかったです。
心理療法ってなに?
心理療法とは、“心理学の技術を用いた心の治療法”
(引用;池見陽『心のメッセージを聴く』(講談社現代新書))
心理学は「学問」だけど、心理療法は心理学を使った「治療法」なんですね。
じゃ、心理学ってなんだろう?
心理学は、心についての学問。
(学問っていうのは、こんなことが新しく分かったよーって発表する業界です)
自分も他の人も、みんな持ってるのがこころ。
でも目に見えない。
自分のこころはどこにあるんだろう?
頭の中、脳にあるのかな。
でも心臓がドキドキしたり、鳥肌が立ったりする。
体にこころが宿っているような…。
あの人はどう思ってるんだろう?
ふつうは、みんなどう思うんだろう?
そんなことがいつも気になっていたから。
2.わたしと心理療法の出会い
わたしは最初から「心理療法を受けよう」とか
「カウンセリングを受けたい」と思ってたわけじゃないんです。
始まりは、本屋さんでたまたま手に取った1冊の本でした。
大学の売店の小さな本売り場で、
そこに置いてある本はそんなに多くなくて。
心理系の学生の課題図書かなにかだったのかもしれない。
その頃は、本をたくさん読まなきゃいけない時期だったんです。
でも、読まなきゃいけない本とは全然分野がちがう本でした。
なんか、「読まなきゃいけない」って言われると、読みたくなくなりませんか?
で、ぜんぜん関係ない本を手に取ってみたくなるんですよね。
その頃のわたしは、なーんかこのままじゃいけないなって思ってて、
いろんな自己啓発書を読んでました。で、読み終わった直後は
「そうだ、そのとおりだ。そうすればいいんだ ‼」って
パーっと光が射したような気持ちになるんだけど、
しばらくすると、書いてあったことは実行できなくなってるんですよね。
で、「こんなふうに考えましょう」とか「こうしましょう」って言われても、
それができないから困ってるのにな…と思ってました。
で、手に取った本は「この本は今まで読んできた本とは全然何かが違う ‼」
そう感じさせる本でした。それが心理療法についての本だったんです。
(その本のことは、また別のところで詳しく書きますねー)
3.心理療法ということば
心理療法…なんかあやしい感じがするような…(^^;)
カウンセリングっていう言葉はよく聞くけど…
ずっと後になって知ったけど、「精神療法」という言葉もあります。
なにがどう違うんでしょうね?
結論から言うと、
心理系の人がやってるのが心理療法。
精神科医がやってるのが精神療法。
やってる人の違いです。
カウンセリングというのは
「治療じゃなくて、答えを一緒に探すプロセス」という意味合いがあります。
困っている人がいて、その人のこころに向き合うことは一緒なんだけど、
誰がやってるか、誰が言い出した考え方か、によって言い方が変わるんです。
その業界の外にいる人にはわかりにくいですよね。
実際に苦しんでいる人の立場から言えば、
役に立つものなら、名前は何でもいいんですけどねー(^^;)
ちなみに、10年間でわたしが実際に体験した心理療法は、
認知行動療法、クライアント中心療法、ゲシュタルト療法、
内観療法、催眠療法、フォーカシング、自律訓練法、
再決断療法、非構成的エンカウンターグループ、ハコミセラピー、
ファミリーコンステレーションなどです。
またお話ししますね。