ぽちネット

ヒトが苦手な飼い主さん〜人・動物の付き合い方〜

カウンセリング体験の感想~60分の時間の中で

今日はスカイプでカウンセリングを受けました。

このカウンセラーはわたしと同世代の女性です。

 

この人は、

わたしが生まれて初めて

こころの底にあるドロドロしたものを

さらけ出せた人、

わたしが信頼できる人間の第1号になった人です。

 

たくさんのカウンセラー、セラピストに会ってきたけど、

わたしにはこの人が一番信頼できるんです。

この人とのカウンセリングの時間、好きなんですよね。

どんなふうに好きなのか、3つにまとめてみました。

 

1.ほっとする

わたしのカウンセラーは、パーソンセンタードという考え方です。

パーソンは「人」、センタードは「真ん中に」という意味。

『人が、真ん中である』

 

ここでの「人」っていうのは、カウンセリングを受ける側の人です。

心理療法やカウンセリングをする側にはいろんな考え方があって、

いろんな技法があるけれど、

 

いちばん大事なのは

カウンセラーの思想や技法じゃなくて、

 

カウンセリングを受ける側の人間なんだ

っていう考え方です。

 

だから、絶対に自分の技法を押し付けてきたりしないし、

この人には他の心理療法が合いそうと思ったら、それを紹介してくれたりします。

カウンセリングを受ける側の役に立つなら、

その手段にはこだわらないんです。

 

わたしがこれまでに出会ったセラピストのなかには

自分の技法に効果があることを証明するために

やってるなっていう人もいましたもん。

わたしはそういう雰囲気に気づいちゃうんですよね。

 

その点、わたしの信頼できる人間の第1号になったカウンセラーは

そういう雰囲気がない。

 

なにかをしてもいいし、しないわたしでもいい。

なにかを持っていてもいいし、持ってないわたしでもいい。

なにかを好きでもいいし、嫌いでもいい。

 

わたしにどんな部分があっても、なくても、

そんなわたしを否定しないで、

ただ分かろうとしてくれる。

・・・だからほっとするんです。

 

これって、赤ちゃんや幼い子どもの頃に

必要な感覚だったんだと思う。

 

それを今、その60分は、

カウンセリングという手段で、

生き直してるんじゃないかな。

 

 

 2.すっきりする

60分、集中して話を聴いてもらうとすご~くすっきりします。

考えてみてください。

60分、続けて自分の話だけを集中して聴いたもらったことありますか?

 

たいていは自分の話だけじゃなくて、

相手の話も聞きますよね。

 

下手すると、自分の話のつもりが、

気がつくといつのまにか

相手の話題になってしまったりしませんか?

 

カウンセリングの60分間は

わたしのためだけの時間で

ささいなことでも、

つらい気持ちも、うれしい気持ちも、

腹が立ったことも、悔やまれることも、

なんでも話していいんです。

 

絶対に叱られたり説教されたりしません。

 

パーソンセンタードの考え方では、

『その人自身の中に次の一歩(答え)がある』と考えるので、

 

どんな「わたし」でも否定しないで受け止めてもらえます。

そんなふうにじっくり聴いてもらえると、

その後、こころに新しいスペースができたみたいに

すっきりした気持ちになります。

 

3.これまでの自分を肯定できる

今まで間違いだらけ、

失敗だらけだったような自分の人生が

 

それでも、そんな中をせいいっぱいやってきたんだと

思えるようになりました。

 

「自分はいないほうがいいんだ」っていうのは

地味だけど、心のどこかに死にたい気持ちが流れているってこと。

キツイんですよね。

 

そのキツさを背負いながら、ここまでよくがんばってきましたねって

そんなふうに思って伝えてもらってる感じがします。

 

そんな存在がいれば、

 

なんか、希望が持てるっていうか、

また新しく始められそうな気分になります。

 

(ちなみに、わたしのカウンセラーの専門は、

パーソンセンタードの中の、フォーカシングです)